ショートカットは「速さ」ではなく「集中を守るための道具」
こんにちは、えすあこです。
Blenderを使い始めたとき、
「思い通りに動かせない」
「形を作るまでが長い」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
最初のうちはツールの多さに圧倒され、
やりたいことより
“操作”に意識がいってしまいがちです。

私も最初は、
「やっていればそのうち身につくだろう」と、
ショートカットを
ちゃんと覚えようとしませんでした。
でも、日をまたぐたびに操作を忘れる。
「これ、ついさっきやったのに…どれだっけ…?」
その繰り返しが小さなストレスになって、
“自分は向いてないのかも”と
感じてしまう瞬間もありました。

これ、じつは多くの人がつまずくポイント。
「できない」のではなく、
「覚えていないだけ」なんです。
だからこそ、
ショートカットを身につけることは
「早く作る」ためだけじゃなく、
集中を途切れさせない支えになります。

思考のスピードに手が追いつくと、
Blenderが「難しいツール」から
使いこなせる新しい画材へと変わっていく。
操作がスムーズになればなるほど、
作ることがどんどん楽しくなります。

■ なに:覚えておくと一生モノな10の基本ショートカット
私がこれまで何十本もの
YouTubeや書籍を見てきて、
「どこでも必ず登場する」と感じた
Blender頻出ショートカットをまとめました。
この10個をマスターするだけで、
立体づくりの基礎はほぼカバーできます。
| No | コマンド | 動作 | ポイント |
|---|---|---|---|
| ① | G | 移動(Grab) | 掴んで動かす。“形を触る”感覚で操作。 |
| ② | R | 回転(Rotate) | 角度を変えて構造を理解。 |
| ③ | S | 拡大縮小(Scale) | 大小のバランスをとって重心をつくる。 |
| ④ | Ctrl+R | エッジループ | 面を分けて流れを整える。 |
| ⑤ | E | 押し出し(Extrude) | 面を伸ばして“形を育てる”。 |
| ⑥ | Ctrl+B | ベベル | 鉄や家具などの“丸み”を表現。 |
| ⑦ | I | インセット | 内側に面を作って厚みを出す。 |
| ⑧ | L | リンク選択 | 同じパーツをまとめて操作。 |
| ⑨ | X | 削除 | 試行錯誤を気軽に。リセットも創作のうち。 |
| ⑩ | M | マージ | 点や辺を統合して形を整理。仕上げの基本。 |
「難しそう」と思うかもしれませんが、
どれも“絵でいう
線を引く・消す・塗る”くらいの基本動作。
触って覚えればすぐ身体に馴染みます。

覚えるより「身体で慣れる」
① 1日1キーだけ使う日を作る
今日は「G」だけ。明日は「E」。
テーマを絞ることで、動きが自然と身に付きます。

② 形を作る前に“観察モード”
回転(R)や拡大(S)を使って、
モチーフをぐるぐる観察してみましょう。
動かしながら構造を理解すると、記憶が深まります。

③ 日常のモチーフで練習
「今日見たものを3Dで再現」
するのがおすすめ。
マグカップやペン、靴など、身近なものほど学びが多いです。

■ 今すぐ:1個以上のショートカットを使ってみよう
まずは、コップを作ってみましょう。
- Gで移動させて
- Iで底面を内側に
- Eで厚みを出す
- Sで大きさを整え
- Ctrl+Bで角をなめらかにする

この1個のオブジェクトで、
今日紹介したショートカットが半分は使えます。
実際に動かすと、
「操作を覚える」よりも
「形を理解する」時間になります。

ショートカットを覚えると、Blenderが“自分の手”になる
ショートカットを覚えることは、
単なる作業効率化ではありません。
自分の思考スピードをそのまま形にする、
“もう一つの手”を育てること。
操作で迷わなくなると、
制作が止まらず、
表現に集中できるようになります。
今日紹介した10個のショートカットを、
あなたの感覚に染み込ませてください。
きっと明日、Blenderが少し違って見えるはずです。

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