こんにちは。
えすあこです。
引っ越し祝いでもらったシンプルなグラスを、
何年も使っています。
特に理由はないけれど、
光が差し込んだときの“反射のきれいさ”が好きで、
気づくとそればかり手に取ってしまうんです。
この“光の通り方”こそ、
イラストでリアルさや説得力を出すためのヒント。
今日はBlenderで、
そのガラス表現を簡単に再現する方法をお話しします。

「描けない」より、「作って見たほうが早い」
ガラスって、描こうとすると難しいですよね。
透明で、反射して、でも中も透けて見える。
資料を探してもピッタリのものが見つからず、
なんとなく雰囲気で描いて終わってしまう——。
私も以前はそうでした。
気づけば小物の描き込みに時間を取られ、
肝心のキャラを仕上げる前に力尽きる。
「絵を描きたいのに、進まない…」そんな日が続きました。

でも、あるとき気づいたんです。
“描けないもの”は、3Dで“作ればいい”。
Blenderを使えば、
ガラスのような複雑な質感も、数クリックで再現できます。
形をざっくり作って、ライトを当てて、レンダーするだけ。
それだけで“自分で作った理想の資料”ができるんです。
これが本当に大きな転換点でした。
ガラスの質感を“正しく観察”できるようになると、
絵全体の説得力が一気に変わります。

結果的に、
- 雰囲気頼みの描き方から脱出できる
- イラスト全体の統一感が増す
- 小物に時間を取られず、キャラに集中できる
つまり、Blenderは
「時短しながら自信を取り戻すツール」なんです。

ガラス表現とは?
ガラス表現とは、
“透明+反射+透過”のバランスを作ること。
2Dで描くと難しいですが、
Blenderならマテリアル設定でワンクリック。
- “Glass BSDF”ノードを使う
- 透明度(IORやRoughness)を調整する
- 環境光で反射をコントロール
これだけで、リアルなガラス質感が再現できます。

Blenderでのガラス表現の作り方
私が普段やっている、最も簡単な手順を紹介します👇
✨1. オブジェクトを置く
まずはコップや瓶など、シンプルな形を用意。
円柱でもキューブでもOKです。
メッシュを選んで「追加 → メッシュ → 円柱」で作成。

💡2. マテリアル設定
右側の「マテリアル」タブでGlass BSDF を選択。
- Roughness(ざらつき) … 0〜0.2で透明感UP
- IOR(屈折率) … 1.45前後が自然なガラスに
プレビューで“光の入り方”を見ながら調整します。


🌅3. ライティングを追加
ここがポイント!
ガラスは光がないと成立しません。
- エリアライトで柔らかい面光源
- ポイントライトで反射のアクセント
を入れてあげると、ぐっと立体的になります。
ライトは「置くだけ」でOK。
ガラスの中で反射が踊り出す瞬間が気持ちいいです。
見るときは右上をレンダービューにするのを忘れずに。

🎨4. レンダー画像を資料として使う
できあがったガラスをレンダーして、
イラスト制作時の資料に。
実物がない空想のオブジェクトでも、
自分の手で“形と光”を観察できるのが強みです。


今日から“小さなガラス”を作ってみよう
Blenderを開いたら、
まずは小さな“ガラスの球”を一つ作ってみてください。
光を当てて、透け方や反射を眺めてみる。
その瞬間、きっと「描きたい!」が戻ってきます。
心が折れそうな時ほど、
描けないを作れるに変える一歩を。
📩 感想や試してみた結果は、
ぜひ公式LINEで教えてください☺️
あなたの“光を宿したガラス”が、
次の作品をもっと輝かせます✨



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