えすあこの自己紹介ブログ

自己紹介

んにちは。

えすあこと申します。



まず初めに、私について

ご存知ない方も多いと思うので、

自己紹介をさせていただきます!

ポケモンバトルみたいな構図でバドミントンをする私と友人

現在はゲーム会社で

3DCGデザイナー(背景担当)

として働いています。



世界中の人が遊ぶ

ゲームの制作に携わり、

エンドクレジットに

自分の名前が載る。



そんな夢のような日々を

経験しながらも、




私は今、イラストレーターとしての

独立を目指しています。

なぜか。

それは、私がずっと

「描くこと」に

こだわり続けてきたから です。




その原点は、高校時代の

ある出来事にさかのぼります。


はじめての「描けない」

幼いころからずっと

絵を描くことが好きで、

将来はきっと絵を仕事にする。

なんとなく、そう思っていました。


けれど、高校の授業で、

「風景画」の課題が出たとき、

はじめて「描くことが怖い」と感じたのです。

当時の私は深く考えもせず場所を選び、

「点描なら雰囲気が出るかも」



そんな軽い気持ちで

描きはじめました。



けれど、思うようにいかない。

描いていても楽しくない。




「苦手だ」という気持ちだけが

積み重なっていきました。

それでも心のどこかで、

「自分はそこそこ描けている」と

信じていたのです。



けれど、最後に作品を並べた瞬間——

私は打ちのめされました。



周りの子の絵は、

現実にはない色や、思いを込めたタッチ。

どれも「伝えたい世界」を持っていました。



その中でもひときわ目を引いた一枚——

圧倒的な存在感で、

目が離せませんでした。




強い光と影がぶつかり合い、

夏の草の匂いまでもが

キャンバスから伝わってくるようでした。

「これどうやって描いたの!?」

「同じ時間で描いたとは思えない!」



上手な子の周りには当然、人だかりが。

一方で、私の絵はただ平坦で、

誰の心にも届かないもの。



友人の一人がチラリと絵を見て、

「これ、誰の?」と私に聞きました。



「あ…」と、声にならない返事をしながら、

作者が自分だと示すと、

「あ、へー。意外…」

とだけぽつり。



「どうして私には描けないんだろう」



胸の奥がぎゅっと

締めつけられるようでした。


こんないい加減な気持ちで描いた絵、

早く片付けてしまいたいとさえ思いました。



周りの人と絵を比べてしまう癖は、

まさにこの体験から

始まったのです。

もがいても、もがいても

それ以来、私はずっと

「思うように描けない背景」に

苦手意識を持ち続けました。



パースの本を読み、講座も受けた。

それでも描くたびに迷子になる。

学んだはずなのに、絵に活かせない。


構図が浮かばず、

結局は舞台のカキワリのような、

平面的な背景しか描けない。



頭では「こうすればいい」と

わかっているのに、

手を動かすと何もかもバラバラになる。

「やっぱり自分には描けないのか」




そう思ううちに、

背景に向き合うことが、

だんだん怖くなっていきました。





「じゃあ、もう背景じゃなくて

キャラを極めよう」
と思いました。




自分の“好き”をまっすぐ描けば、

きっと誰かに届くかもしれない。

SNSに投稿するも、

思ったほど“いいね”がつかず、


「どうして?」

「頑張って描いたのに、届かない」


と落ち込む日々。



背景に注目しても、キャラに注目しても、

自分より上手な人が必ずいる。




どちらを描いても

“2番手”“3番手”の存在でしかなく、

いつも誰かに負けているような気がしました。




「私の絵には強みがないのかもしれない」

その思いが、

少しずつ自信を削っていきました。


タイムラインに流れていく

他の人の絵を見ながら、

自分の足りなさばかり探してしまいました。


気づけば、

“描くこと”が少しずつ苦しくなっていきました。

それでも、

あの日の悔しさは消えませんでした。



誰の心にも届かない絵ではなく、

「いつか必ず、

見た人の胸に残る絵を描きたい」




その思いだけは消えずに、

小さな火種のように残っていたのです。

突然の出会い

キャラクターを描くことが好きでした。

気づけばいつも、

ノートの端にキャラの顔を描いていて。



その子が

“どんな場所で生きているんだろう”と

想像するのが楽しかった。



だから私は、

キャラクターを取り巻く”世界ごと

表現できるようになりたかったのです。

でも、背景を描こうとすると

途端に手が止まる。




頭の中では見えている。

でも形にできない。



「なんか違う」「奥行きが出ない」

何度描き直しても納得できませんでした。



「自分には難しいか…」



そう思うようになっても、

描くことをやめられなかった。



いつか、自分の中の想像を、

ちゃんと形にできる日が来る気がしていた。

もっと自由に

表現できる方法はないだろうか。




そう思っていた時、

3DCGの存在を知りました。


“CG空間の中で自由に形を作れる”

その言葉を見た瞬間、

心が大きく動きました。

そのとき芽生えたのは、

「自分の想像を、空間の中で形にしてみたい」

という強い気持ちでした。



やがて現実への一歩を

踏み出す力になりました。


私は、学びながら働ける道を選び、

未経験OKのゲーム会社に飛び込みました。




3DCG背景モデラーとして

働き始めたものの、

現実は思っていた以上に厳しくて。



まわりの先輩たちの技術についていけず、

何度も落ち込みました。

入社前に勧められて、

Blenderを触ったものの、

専門用語ばかりで

なにを聞けばいいのかもわからない。



焦る気持ちだけが募っていました。



そんな時、ある講座で

一人のアーティストに出会いました。


その方は、かつて

私と同じように

ゲーム会社で制作をしていたそうです。

話される言葉はフランクで親しみやすく、

その中に、経験に裏付けされた

確かな実力と説得力がありました。


講座の最後に、

「来月、自分の展示をやるんです」

と話され、



あ、これは、絶対に行きたい。

そう思ったのを、今でも覚えています。

そして気づけば、

展示会場に足を運んでいました。

そこで私は初めて

“空気や光まで感じられる3D作品”を見ました。



ただ美しいだけじゃない、

デジタルなのに、

まるで生きているように思えたのです。


作品を見終え、

思い切ってその方に話しかけました。



どうして安定を捨てて会社を辞め、

独立されたのか尋ねてみました。



「自分の世界を表現したかったんです。

そのためには、やはり時間が必要だった。」



その一言が、まっすぐ心に刺さりました。

――私も、こんなふうに

“自分の世界”を作りたい。

その想いが、私を動かしました。



Blenderを使えば、それが叶う——

そう確信したのです。



そこから、私の

“Blenderとの本当の向き合い”が

始まりました。

小さな成功体験

最初のうちは、

まったくうまくいきませんでした。




会社で使っているソフトとも違って、

いちから覚え直しでした。




「この機能、どこにあるの?」と

探しているうちに、夜が明けていた。


何度も挫折しては再開し、

そのたびに手が思い出すまで

時間がかかりました。

チュートリアル通りにやっても

思うように進まず、

不安な日々が続きました。


SNSを開けば、

自分より年下の人たちが

Blenderで素晴らしい作品を投稿し、

仕事をもらっている。




それを見るたびに、

自分がやっていることに

意味があるのか分からなくなりました。

正直、何度も心が折れそうになり、

「もうやめよう」

と思ったこともありました。


それでも、やめられなかった。

“できるようになりたい”

その気持ちだけが、

かろうじて私を動かしていました。

そうして続けるうちに、

ほんの少しずつ、

できることが増えていきました。



昨日まで分からなかった操作が、

今日はすっとできて、




小さな「できた」が

積み重なっていくのが嬉しかった。

そんなとき、友人の紹介で、

その子の元バイト先のカフェに

作品を展示させてもらえることになりました。


せっかくの機会だから、

ちゃんと“見てもらえる作品”を作りたい。


テーマを決め、

連作を準備することにしました。




題材に選んだのは、

大好きな、愛犬。


絵画の連作を制作するとき、

blenderを使えば、



ひとつ舞台を作るだけで、

さまざまなアングルや構図で

描けることに気づきました。


毛並みの表現もCGならやりやすく、

光の当たり方で

空気や温度まで変わって見えるのも

面白かったのです。

そんなある日、

ふと気づきました。


――私、描くことを

「絵」だけで考えてた。

でも、本当は

「空間ごと作る」ことでもいいんだって。


Blenderを触っていると、

筆では届かなかった光の向こう側まで、

手を伸ばせる気がしました。

線を引く代わりに、

光を置く。

影を作る。

空気をデザインする。



気づけば私は、

“描く”という行為の意味を

少しずつ塗り替えていたのです。

展示当日、

作品が壁に並んでいるのを見た瞬間、

胸の奥がじんわりと熱くなりました。


しばらくすると、

カフェに来ていたお客さんが

「これ、かわいいね」と

話している声が聞こえてきました。




その何気ない一言が、

まっすぐ心に届いたのを覚えています。

高校時代の

風景画の悔しさも、



眠れない夜に

こっそり練習した時間も、



全部この瞬間のために

あった気がしました。

続けることで見えてきたもの

描き続けているうちに少しずつ、

自分の中に“描くリズム”のようなものが

生まれてきました。


最初に、空間を整え、光を置く。

カメラで切り取るように構図を決め、

キャラクターや物語を重ねていく。

ただそれだけのことなのに、

不思議と、どんなシーンも

自然にまとまり始めました。




「どうしたら上手く描けるか」ではなく、

「どうしたらこの世界が“心に伝わる”か」——




考える視点が少し変わっただけで、

描く時間が

どんどん楽しくなっていったんです。

気づけば、

自分の絵を世に出すことが、

もう怖くなくなっていました。




自信がなかった“背景”も、

いまでは、物語を語るための

大切な仲間になりました。



描くことは“形を作ること”から

“世界をつくること”へと変わっていました。




その変化は、

自分の中に小さく芽生えた

“自信”として、

いまもそっと息づいています。



そしてその小さな自信が、

思いもよらない

“次のステージ”へと

私を導いていくことになります。

成功の連続

展示をきっかけに、

少しずつ「描くこと」が

また楽しくなっていきました。




あの頃感じた悔しさが、

いつの間にか“力”に

変わっていたのです。

SNSにイラストを投稿すると、

少しずつ反応が増えていきました。




「カワイイ」「雰囲気が好き」

その言葉に、

眠れなかった夜が報われていくようでした。

ある日、私が3Dを使って描いた絵を

イラストレーターの方が

SNSで見つけてくれました。


「これ、お仕事にできますよ。」


その一言で、

“好きで続けてきたこと”が

“誰かのためにできること”に変わりました。

愛犬イラストのオーダーを始めると、

2か月めにして

20件の依頼が。




「涙が出ました」

「お願いして本当に良かった」




そんな言葉をもらい、

初めて仕事として

“描く喜び”を実感しました。

その時に頂いたご感想の一部です。

これまでの仕事では、

作品が誰かの手に渡っても、

その瞬間を見ることはありませんでした。


けれどこのときは、

自分の描いたものが




“目の前の誰かの暮らしの中”で、

ちゃんと生きている――




その実感が、

私を前へ進ませてくれました。

さらに、私のほかにも、

Blenderを活用してイラスト制作をしている

クリエイターの方が沢山いることも知りました。



例えば、

最初は操作に戸惑いながらも、

コツコツ練習を続けて、

今では漫画の背景を担当しているYさん。




私と同じように背景に自信がなかったけれど、

Blenderを活用することで克服し、

少しずつ装画の仕事をもらえるようになったWさんなど…

私だけではなく、同じ方法で、

誰でも“自分の世界を形にする”ことができる——

それを実証する仲間がいるのです。




だから、次はあなたの番です。

描きたい気持ちを大切に、

一歩を踏み出してほしいと思います。

次はあなたの番です

「描くこと」は、孤独な戦いです。


誰かに代わってもらうことも、

簡単な近道があるわけでもない。

結局、描くのは自分の手でしかありません。




だからこそ、思うようにいかないときは、

とても苦しく、寂しい。

私も、何度もそんな夜を越えてきました。

でも、孤独の中で戦い続ける必要はありません。




Blenderは、ひとりで始めるには

少し難しいツールです。




どこから手をつければいいのか、

操作のどれが正解なのかもわからない。

私も、何度も同じ場所でつまずきました。




私はたまたま

ゲーム会社で働いていたけれど、



まったく知識がなかったら—

きっと途中で心が折れていたと思います。

だからこそ今度は、

あなたがつまずいたとき、

その手をそっと支えられる存在でありたい。




今、私は

イラストレーターとしての

独立を目指しながら、



Blenderを使った“世界の描き方”

伝える活動をしています。




それは、

それは、かつて描くことに悩んでいた自分へ、

“描く楽しさ”を返すような時間でもあります。

もし今、




・思うように描けず、もどかしさを感じている

・自分の世界をどう形にすればいいか迷っている


・絵を仕事にしたいけれど、一歩が踏み出せない





そんなふうに感じているなら

どうか、そこで終わらせないでください。




そのもがきも、悔しさも、

すべて“描く力”に変わっていきます。

描く力は、

特別な人のものじゃない。




“続けたい”と願い、

手を動かし続ける人の中に、

必ず宿ります。





そしてその力は、

あなたが思っているより、

ずっと静かに、確かに育っています。

もしあなたが、




もう一度本気で描くことを楽しみたい

一歩先のレベルで絵を描けるようになりたい

イラストを仕事につなげたい




そう願うなら——




私がこれまで実践してきた

描くための方法や、



Blenderを使った

制作のコツを発信している

公式LINEを、

ぜひ覗いてみてください。


焦らなくて大丈夫です。

でも、“描きたい”と思えた

今その瞬間を、

どうか大切にしてください。

あなたのペースで進めばいい。

私はその歩みを、

静かに、でも本気で支えたいと思っています。


あなたとLINEでお話しできる日を、

心から楽しみにしています。

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